「簡単にできる事」というのは「自分の中では下の方に位置する」。
よって「自分の評価は低い」場合が多い。
しかしながら、他人から見ると「そこに価値がある」という。
このミスマッチにより「自分で自分の得意を判断するのは難しい」という状況が発生する。
◼︎もの凄く頑張った事は「強く記憶に残る」
あの時、あんなに頑張って努力した、と。
「頑張った記憶」として、自分にとっては印象深くなる。
それくらい、自分にとっては重要で大切なモノである。
しかしながら、他人から見た場合も同じとは限らない。
◼︎特に努力する事もなく評価される事は「あまり記憶に残らない」
なんせ「当たり前にやってただけ」だから。
自分では努力したつもりもなく、頑張ったつもりもない。
よって、自分の中では「特に印象深くもない出来事」として処理される。
こちらは「他人から見た場合は非常に重要なモノ」。
「あの人あれが凄いよね」「あの人のあれが見たい」などなどの評価をもらえる、いわゆる「特技」と言われるモノに近い。
◼︎社会評価は「他人が主軸」
なんせ自分は一人しかいないのである。
他人は日本人だけでも1億人いる。
要するに「社会で生きる」=「他人の評価が高い行いをする」という事。
そこで重要なのは、自分が努力してきた大切なモノではない。
自分が当たり前に出来て、自分からの評価は低いが、「他人からの評価がやたら高いモノ」こそが重要となる。
◼︎ラクして生きる方が上手くいく
社会においては、自分が当たり前にできる事で、他人からの評価が高い事だけをやってればいい。
その当たり前こそが、他人との関係においては非常に重要なのである。
逆に、努力努力努力、根性根性根性でやってる事など「上手くいく訳がない」。
努力しなきゃ出来ない事=他人からの評価が低い事であり、そんな事に無駄な時間を割いても損するだけ。
ラクして評価される事だけやってる方が幸せになれる。
◼︎100個に1個くらいは評価される事があるから「それをもっと大事にしよう」
現実問題として「そんなに良い部分ばかりある訳がない」。
むしろ大半はクソで、いきなり社会的に評価されるレベルのスキルを持っている事もほとんどない。
しかしながら、「あ、なんかこれだけはやたら評価されるな」と言う部分が必ずある。
その一個を見つけた時は「それを大事にしよう」。
それは「そうそう無い事」であり「運良く見つかった他人から評価されるスキル」なのである。
そんな何個もない「とても貴重なモノ」。
この貴重な特徴を「皆んな当たり前に出来るし」と片付けずに、「物凄く大事に扱って欲しい」。
あなたが思うよりも、とても大切で大事なモノ。
しっかりと評価をして取り扱って上げて下さい。
◼︎まとめ
自分の得意は自分じゃ理解不能。
なんせ、それを「自分では高く評価してない」のである。
むしろ苦手で努力した事の方が大切な記憶になっている事が多い。
それは「自分が頑張った大切な記憶」である。
実は、それと他人の評価とは全く別。
他人から評価される事は大抵の場合「自分にとって普通な事」であり、普通な事として処理される。
特段、特別な事もなく、ごく普通な日常として、なんなら自分では低評価の部類に入る。
その、「自分では低評価だけど、他人からやたら評価される事」こそが、社会ではとても重要。
自分軸で努力して生きるより、他人軸でラクして評価される事をやった方が幸せになれると思われる。
そしてその「評価される事」は、非常に少ない。
だからこそ、自分では当たり前で、他人からの評価が高い「それ」は、とても貴重で重要なモノ。
その貴重で重要なモノをしっかりと活かし、評価が高い事を率先してやっていきましょう。
努力はもうしなくていいです。
「評価される事をやりましょう」。
お読みいただき、ありがとうございました。