森喜朗氏や二階氏など、失言が相次いだ事でお分かりになるだろう。
世間に合わせられない人には、対外的なトップは務まらない。
というのも「合わせられる人の方が能力が上」だから。
森さんや二階さんみたいに「周りに合わせてもらってる人じゃダメ」なのよ。
▪長く同じ場所にいる人は「合わせてもらう事でやっている」
同じ職場で長くやっている人は「天狗になってる」。
そこでは人間関係が出来ているため、自分が正しく、偉く、大抵の事は水に流される。
昔の俺もそうだったが、10年も同じ職場にいると「仕事はできる」し「たいていの人間は知り合い」だし「店長や支部長クラスとも交友関係があり」、さらに「自分がどんなキャラかも知れ渡ってる」。
結果、どうなるか?
大抵の事は「俺が言ってることが正しくなる」。
パワハラ紛いの事をしても俺の主張が通りやすいし、よほどのことがない限り注意されない。
周りはある種の味方ばかりだし、相手の方が悪いという事で不問になりやすい。
では「この状態で外に出たらどうなるだろうか?」。
▪外は「知らない人しかいない」
知らない人とやっていかなければならない。
例えば、俺の仕事で「あなたに説明しなければならない事があった」としよう。
そこでは、俺がどんなに仕事が出来ようが、どんな人間であろうが、どんなキャラであろうが、そんな事は「あなたは知った事ではない」。
俺が何年仕事していようが、先輩であろうがなんだろうが、知った事ではない。
俺に求められるのは「知らないあなたに合わせた丁寧な説明ができ」その結果として「あなたに納得してもらう」コト。
*この記事は仕事じゃないので「分からなければ分からないで良い」ため、丁寧に説明する気はないが。
内輪の天狗になってるみっともないジジイがトップを張り、ロクな説明もできない結果が「これ」である。
▪合わせられる人が「明確に上」
一般的な人間関係でも同じ。
「合わせる力がある」という事は…変な話しだが「相手が下」という事でもある。
力量が上の人間が下の人間に合わせる事は可能だが、下の人間は上の人間に合わせられない。
子供に合わせて会話する事が出来るのは、子供の理解力に合わせた語彙を選び、話の順序を組み立てられるから。
逆に子供が上ならば、一気にまくしたてられて、何を言ってるのか理解不能になるだろう。
「会話をリードする」という事は、相手に合わせながら、かつ流れを失わない様に会話できるからそうなる。
つまり、「俺が」「あなたに合わせた説明をする」という事は、相対的に俺が上でなければ不可能という事である。
▪「あなたが」「俺に合わせて読んでくれてる」という可能性もある
二年ほど前まであらゆるところで「読みにくい」と言われてきた筆者である。
その分かり難さと粗雑さは折り紙付きであり、さらに読者に全く合わせようとしない姿勢も相まってのこのブログである。
「それを読み解きつつ読んでくれてるあなたの方が明らかに格上」という事も、当然あり得る事である。
その辺は曖昧ではある。
…が、俺が合わせようとしないのに対応してる方というのは、相当な技量の持ち主であると推測される。
▪まとめ
ちゃんと説明できる人は頭がいい。
それは「相手に合わせた説明ができる」から。
自分より技量が上の人に合わせることはできないが、下の人であれば合わせる事ができる。
あと一つあり得る可能性は「あなたの能力が高い」という事。
こっちが合わせる気ねえのに、あなたが自分で補完して合わせてくれる。
その場合は「あなたが上」であり、俺はあなたに合わせてもらう事でなんとか成立している。
今のところそれを判別する術はないが、なんとなく空気的に分かるモノでもある。
確実に言えるのは「合わせられる人は能力が高い」。
人に合わせられるのは、合わせたい人よりもスキルが上だから。
相手をよいしょして、気持ち良くして、信頼を得たのち、最後の選択はあなたが決められます。
そんな現実。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。