クルマにしろ携帯にしろ何にしろ「若者向け」というモノが跋扈している。
狙いとしては「次世代に残したい」から。
若い人がユーザーになれば、10年後20年後にも存続できる。
しかしながら、おっさんが若者向けを作るのは不可能だし、傲慢そのもの。
おっさんはおっさんの感性や経験で若者が好きだと思うモノを作る。
しかしながら、若者は若者の感性で今好きなモノを買う。
本来であれば、若者が欲しいモノを作るなら「同じ若者が作る必要がある」。
◾︎おっさんは、同じおっさんに向けて欲しい商品を作る方がいい
同じ世代で、同じ経験をし、同じ感性を持っている同世代へ向けて作る。
それでこそ間違いなく欲しいモノを理解できるし、作れる。
自分達が完璧に満足できるモノを作り、それを自分達と同じ感性を持つ人に訴求する。
それが最も自然であり、確実に成功できる。
◾︎違う世代から興味を持たれるのは「運ゲー」
江頭2:50が人気再燃したり、ちょっと前に小林幸子がニコ動でバズったりした。
これは単なる偶然。
このお二方も若者を狙い撃ちしてコンテンツを作ったわけじゃなく、一生懸命やってる中でたまたま若者の目に止まっただけ。
若者向けに発信して、その通り若者にウケるなんてのは不可能だし、その浅はかな若者狙い撃ちこそがむしろウザい要因となる。
◾︎自分がいいと思うモノを真摯に作るのが最善
自分の知識と経験をフル動員して、ベストなモノを作るしかない。
若者向けとかムダな事をせず、自分に真摯に向かい合ってベストなモノを出す。
それ以降の評価はユーザーが決める事。
制作者が決める事じゃない。
◾︎若者は若者が好きなモノを買うし、おっさんはおっさんが好きなモノを買う
若者はYouTuberに憧れるが、おっさんはテレビタレント(とんねるずとか)に憧れる。
若者はソシャゲに廃課金するが、おっさんはプレステを買う。
若者はスマホと関連商品(AirPodsなど)にお金をかけるが、おっさんはバイクやクルマにお金をかける。
それらは経験の違いであり、その時代の価値観の違いである。
それぞれが好きなモノを買い、それぞれが好きなモノを作る。
ただそれだけのシンプルなお話し。
◾︎俺は俺の世代の人しか分からない
筆者は30代である。
筆者は筆者なりの経験してきたことがあり、好きな事がある。
今の10〜20代が何考えてるかなんて分かんねーし、何を好きかも知らんし、考えるつもりもない。
俺に分かるのは、俺と同じか似た経験をしてきた30代のやつだけ。
40代以降の人が何考えてるかも知らんし、こちらも興味もな…くもない。
若者がどう考えてるかは自分が通ってきた道だからある程度想像できるが、先人が経験し、今考えている事は「自分の埒外にある」から興味がある。
まあ何にせよ、俺は俺の世代の人しか分からんし、そこに向けて書く事しかできない。
若者向けや、上の世代向けになんかやろうとは考えたことすらない。
面白いと思うやつだけが見ればいい。
押し付けるつもりもなければ、強制するつもりもないし、逆に何か言われても改めるつもりもない。
お前はお前であり、俺は俺である。
俺は俺がベストなモノを提供するが、それがお前にとって良いモノかどうかは知らん。
たまたま合えば幸せだし、合わなければ去る方が良かろう。
そんな自由な空間です。