今更!
主流と逆行するのが好きなんだ。
という事で1つ。
◾︎どんな本か?
「pha」というニートの星が描く本です。
会社を辞めるまでに「重要視」した事、そこに至るまでの「発想」を紹介した本です。
◾︎イケハヤとかと同じ扱いを受けてたという前評判
全然違うじゃねーか!
イケハヤはそこそこの社会的適正あって、社会で基盤を作ってからネットに飛び込んだ。
…が、pha氏は「自分探しの末」に、ここに辿り着いてる。
◾︎学びの書
1、めちゃめちゃ力が抜けてる
ニートなんだから当たり前じゃねーかと思われがちだが違う。
イケハヤ氏は田舎暮らしだが適正ポジションを見つけてギラギラしてるのに対し、pha氏は散々な悩みの末にここに至っている。
達観出来るポジションを見つけた人特有の脱力感です。
これは人から最も「魅力的に見える状態」です。
意地を張る事もなく、ぶつからない主張は全て受け入れ、等身大の自分で「自然体」で語っている。
その中で、twitterで「今日の夕飯一緒に食える人いるー?」などの誰にでもオープンに誘える生活は、魅力で一杯です。
コミュ障っぽい感じでいながら、ちゃんと人恋しい寂しさとも向かっていて、そこでも自分の「ベストバランス」を見つけ出して作り出している。
「優先するもの」と「諦めるもの」の区分けが芯から終わっているからこその「この結果」は、脱帽です。
2、自分の重要なモノの判断の仕方
「肌感覚で決める」
これは堀江貴文氏も言っていますが、とにかく重要です。
…失って始めて分かるんだよこれ。
とにかく「気持ち良いもんは気持ち良い」「気持ち悪いもんは気持ち悪い」でいい。
特に「自分の気分」に関わるものの判断基準は、これ一本でいきましょう。
理由は簡単。
「後悔しない」から。
無理してでも感情がそっちに向かいたがっているんなら、意地を通しましょう。
逆に、感情が乗ってこないなら、そこで終了しましょう。
ちょっとズレますが、「子供と遊んでて楽しい」理由の1つがこれ。
あいつら、感情を「隠さない」んだよね。
それが超気持ち良いのね。
元・直情バカ代表としては「感情が見える方がやりやすい」し「楽しい」。
楽しいなら騒ぎまくって、怒ってるんなら感情をぶつけてくればいいし、悲しいなら泣き喚けばいいし、嬉しいならそれを表現してくれた方が好き。
ちきりんなんかは「感情を出すのは幼い」とか言ってるけど、個人的にはばっちり感情をぶつけてくるやつのほうがいいです。
逆に感情を見せないやつは「裏で何考えてるか分かんない」から「信用できない」んだよね。
裏を返せば分かるだろ?
「メンドくさいやつ」には、本心からの感情を見せる事はないんだよ。
感情を出せるやつってのは能力は足りないのかもしれないが、それだけ信用できる。
これも好みの範囲だという事で。
3、自分が楽に動ける場所探しの重要性
チクセントミハイがいう「フロー」。
筆者はフロー状態はスポーツとダークソウルでしか入った事がないのですが、pha氏曰く「とても楽しくて気持ち良い」との事。
意識は作業に没入し、身体はリラックスし時間の感覚もよく分からなくなり、その作業が楽しくてやり続けてしまう…らしい。
藤沢数希氏曰く、メルマガ執筆時にフローに入ったら「自動書記に近い感覚」と書いていました。
これ(フロー)は「頑張ろうという意識からは生まれない」。
無理に頑張ってもダメなので、過負荷をかけなければ出来ない事は「やらなくていい」という事です。
*合気道で、自分より腕力のある相手に掴まれて動けなくなったら、「自分が楽に動けるところに移動する」という例えもありました。
「自分がそれほど力を入れなくてもやれる場所を探す」という事です。
力を入れすぎないのが重要。
◾︎やはり記憶に残るのは「ゆるさ」
pha氏は色々「面倒」と言いますが、そこに至るまでに結構色んな事を「やってる」んですよね。
その結果、自分の特性を「受け入れてる」そして「自分の気持ち良いポイントを知ってる」。
ゆるく生きるからニートで〜ではなく、紆余曲折の末に積極的にこれを選んだ、というのが非常に印象に残ります。
「人間なんてこんなもんだろ」と「やりたい事はやり尽くした」は、経験値が高い人間から高確率で聞く言葉です。
*モテまくって一通り遊んだブログや、友達がリアルに1000人いるようなやつが触れる言い方がこれ。
達観して、楽な人生を過ごしているのが素晴らしいです。
◾︎まとめ
総じて「力が抜けてる」。
本を書いた時のpha氏と同じ年齢なんだけど、自分の特性を全然分かってねーし、まだやり尽くした感はないんだよね。
まだちょっと火種が鐃ってる。
ちょっと遅いが、色々やって考えて遊んで「自分のベストポイント」を見つけたいね。
ニートで生きる事はないと思うけど、そこに至るまでの「過程」が参考になった本でした。
早いとこ遊び尽くして達観して、こんな「力の抜けた生活」をしてみたいもんだ。
ゆっくりな生活でも、あくせくした生活でも、「自分にあった場所で生きる」事をしたいですね。
そんな場所を探して行きましょう♪