完全に「嘘」。
今も昔と同じ様に徹夜できるし、トレーニングもできる。
じゃあなんでやんないか?ってーと辛すぎるから。
要は若い頃の自分ってバカなのよ。
◾︎若さ故の〜
例えば「20km歩く」とする。
体力に自信がある人や、無鉄砲な人は「いけんでしょ?」となり、手軽に挑戦する。
結果、やってみて後悔する。
実は20km歩くのって「かなりハード」。
*歩行速度を時速4km(平均歩行速度)として「5時間」。
足は痛くなるし、メシを食わないと持たないし、事前準備なしで挑戦する距離じゃない。
行った後は「もう二度と行きたくない」と思うだろう。
⚫︎やった事ある人は、どれくらいキツいのか想像がつく
運動にしろ、勉強にしろ、この先どれくらいの代償を払うのか?が分かる。
んで、やらなくなる。
「あれもう一回やるのキツいから、別の方法を探そう」となる。
これで1つ賢くなる。
んで「同じ過ちを繰り返さなくなる」。
◾︎老害は「先が見える故のモノ」
徹夜して遊ばないのは「翌日が超ツラいから」。
仕事も他と連携してやる事が多く、細部まで詰める必要があったりとかして「手間が増える」。
徹夜の冴えない状態で「ミスりましたすいません」で許される問題じゃない。
そうすると、おいそれと「面白いから」という理由だけで無茶苦茶できなくなる。
同様に、夢を追いかける若者は確かに素晴らしい。
実際にやってみたらできるかもしれない。
それを止める気はないが、どれくらい現実的に考えているのかは確認する必要がある。
ただ「行けばなんとかなる」と思ってるなら、それはただ知らないだけ。
今のご時世「調べればいくらでも情報が出てくる」。
知ろうと思えば現地に行かずとも準備はできる。
そういう「思い付きで動き難くなった」ってのが、賢くなった反面の「老害」。
◾︎大人は「確たる準備」を持って事を成す
例えば「20km歩く」。
若者は「1日で」「3時間くらいで」行こうとするだろう。
もう色々分かってる大人は、「前日はちゃんと寝て」「休憩場所を確認して」「ご飯と飲み物を持って」「8時間くらいかけて」行く。
1時間に一回は休憩した方がいいし、途中で腹減ってメシを食って時間を取るだろうし、途中で疲れて速度が上がらないだろう事を見込んで、大目の時間を確保しておく。
んで、もし6時間とかで走破できても「2時間余る」。
余った時間は休憩してもいいし、遊んでもいい。
そういう「余力を上手に使ったやり方をする」のが、無理のない方法であり、現実的な落とし所。
そういう準備に時間をかけるようになる。
◾︎大人が言う「若い頃はもっとやれた」ってのは無知の象徴
ただむちゃくちゃやってたってだけ。
それは最大瞬間風速(知らない時に20km歩行を達成するとか)としては確かに「無茶できた」のだろう。
しかしながら、再現性がないという意味では若い頃も今も同じ。
若い頃も2回目は辛すぎてやらなかったはず。
そういうのの集まりが、30歳を超えたやつらが言う「若い頃は無茶できた」だ。
ここの読者の年齢層はイマイチ分からないが、もしあなたが「若い」のであれば、年上の「無茶してきた」は流すのが最善。
真似するとお前が潰れるぞ。
それくらい再現性がなく、今の自分ではやれない(やりたくない)と思ってるモノを他人に押し付けてる。
もしあなたが「やりたいなら止めない」が、そうでない場合は「老害」で一蹴するのがオススメ。
なんせ自分が10代〜20代前半の頃にやってた無茶は「今でもできる」が、「やりたくはない」のでね。
それは「楽しさより疲労が上回る」からであり、「それを知ってるから」。
「無知故にめちゃくちゃできた」って事。
もっと簡単で確実で再現性がある方法は他にあって、それは凄くつまらなく感じるようなモノ。
さすがにこれ以上偉そうに語るつもりもなければ、アドバイスとして伝える気もない。
…が、無駄に流されそうになったら「冷静に眺めてみる」のがオススメ。
酒で肥えて認知能力が落ちた経験だけある大人よりも、今を現実的に生きてる人の方が重要。
まあそれを見抜くのも「経験」でもあるんだが。
そんなグレーゾーンで締める。