「医者は患者の体調不良など知ったこっちゃない」という事。
去年の今頃、スーパー不調になって何度も病院に行った。
しかしながら、毎回「経過観察で帰された」。
コロナの関係もあったが、それにしても…である。
その時に気付いたのは「医者はこちらの体調など関係ない」という事。
毎日、何十人という体調不良の人を診るわけである。
その「多数の中の一人でしかない」。
しかしながら、こっちは「本気で体調が悪い」のである。
この齟齬を埋めねばならない。
▪医者に診させる患者である必要がある
医者にとって優先順位が高い患者はどれか?
もちろん「命にかかわる人」。
重症ほど先に診るし、軽症ほど後回しにされる。
つまり「我慢すると後回しにされる」。
しっかりと自分が「体調が悪いです」と伝えなければならない。
▪きつい時はゴリ押しで
医者に不慣れだったこともあり、症状をしっかりと伝えなかった。
まだ我慢できるし的な気持ちもあったし、医者にゴリ押しで診てもらうのもはしたないしという気持ちもあった。
しかしながら「本気でヤバくなった後は話し合いで伝える余裕はない」。
なんで検査してくれないのかを訊く余裕もないし、「ぶっ倒れるまで耐えるしかなくなる」。
つまり、まだ余裕がある段階でしっかりとゴリ押しして検査してもらう必要がある。
「まだイケる」は、大概の場合「もう無理と紙一重」である。
大体は「病院に行こう」と思った段階で「限界に近い」。
我慢すると我慢させられるのが病院である。
▪医者は慈善事業ではない
今診る必要がある患者を診て、判断を下すだけである。
「患者さんが気分が悪いから診ましょうね」なんて「余裕がある医者はいない」。
「今診るべき患者か否か?」だけ。
日々大量の患者と向き合い、優劣をつけて対応している「お仕事」である。
しかしながら「患者はきついのである」。
患者はきついけど、医者は「我慢できるんなら平気でしょ」と判断する。
患者は「我慢するだけ損してる」のである。
向こうがその姿勢であるなら、こちらもそれに対応した姿勢で臨む必要がある。
アピールしなきゃ診てもらえないなら、アピールした方がいい。
▪アピールは「ヤバい時だけにしよう」
大袈裟に言わないと診てもらえないからと言って、大したこともないのにアピールするのは止めよう。
それは医者への敬意を欠く。
アピールするのは「本当にヤバい時にぞんざいに扱われることを防ぐため」であり、「助かるために手段を選んでいられないから」だ。
医者には医者の立場があり、仕事があり、理論がある。
向こうの負担にならない範囲で、こちらの主張を最大限に通すためにする行動である。
厚顔無恥な行動にならない様に。
▪まとめ
医者は患者に寄り添うためにいるわけではない。
そのため「アピールしないと診てくれない」。
我慢すれば後回しにされる。
調子が悪い時はしっかりとアピールしましょう。
「医者に敬意を欠かない範囲で」。
あちらにはあちらの事情がある。
しかしながら、こちらにもこちらの事情がある。
範囲内で最大の結果を手にできるよう行動しましょう。