9割を真実で構成すること。
■あなたに何を伝えるのか?
コミュニケーションとは「自分が思っていることを伝える事」。
通常の会話を振り返ってみよう。
仮に、俺が「筋トレが本当にあなたの人生を変えるほど役に立つと思っている」とする。
その場合「筋トレは素晴らしく、とてもあなたの役に立つ」という事を伝えようとするだろう。
しかしながら、それは真実ではない。
当然、筋トレがあなたに合っているとは限らない。
普通にキツイし、他の事をやる余裕がなくなるし、楽しい事ばかりでもない。
それを俺自身が気付いているから、あなたに100%勧めることはないし、誤魔化すことはしたくない。
ここに上手に嘘をつくカギがある。
■上手な嘘とは「自分が嘘をついてると感じない状態にする」こと
上手な嘘とは、要するに「自分が話してることが真実だと思ってる状態のこと」。
騙す側というか、話す側が「自分が本当にそう思っていて」「それを相手に伝える」事で嘘が成立する。
俺が本当に筋トレがあなたのためになると思って記事を書けば、そういう記事が出来上ってしまう。
では、他の事で上手に嘘をつくにはどうするか?
■嘘を「構成」する
実体験や現実にある話だけで9割を構成すること。
よくある「浮気した」という場合を例にしよう。
まず「当日に何をしていたか?」を現実に照らし合わせて構成する。
仕事を理由にするならば「本当に仕事で一日が潰れてしまった出来事を元に構成する」。
遊びを理由にするならば「本当に一日中遊んでいる時の体験をもとに構成する」。
これに「現実的にあり得ない要素を省く」。
その日何時にどこにいて、何をしていたかを照らし合わせる。
もし仕事を理由に違う場所にいる(とする)なら、そこから何分でどこに移動でき、何をしたとすれば整合性が取れるのか?を徹底的に考える。
時間的に移動できないとか、物理的に不可能な要因を潰していく。
それを繰り返して矛盾をなくし、最終的に「自分自身、それを本当に体験したと信じ切れるくらいの完成度までブラッシュアップする」。
自分自身がそれを真実だと思い、その出来事に矛盾がなければ「上手な嘘の完成」。
自分を騙せるレベルまで練り上げることが重要。
■上手に嘘をつくメリットはない
上手な嘘は「真実を隠す」。
ブスやブ男に気を使ったり、バカにバカだと指摘しないなどの「優しい嘘」がいることもあるだろう。
しかしながら、「あなた以外の人もそう思ってる」のよ。
あなたが隠してもいつかは分かるし、遅いか早いかの違いでしかない。
どうでもいいやつならいいけど、ガチな友人にはキチンと指摘してあげる方が「本当の優しさ」。
浮気するようなやつ(そしてそれが周りにバレるようなやつ)は「普段から嘘ついてる」のが普通で「発言がクソみたいに軽い」のよ。
浮気がバレないタイプのやつは「普段からあまり語りたがらないタイプ」で、「普段から何考えてるか分かんないようなやつ」なのよ。
そいうのってもう周りにバレてるのね。
いまさら上手く隠したところでモロバレだし、上手に嘘をつこうとしてる事すらバレる。
短期的には問題ない。
一回や二回ならば騙しきれるし、バレはしないだろう。
しかしながら、長期的に関係を続けたいのなら別。
絶対にバレる。
人はそんなにバカじゃない。
故に、長期的に相手と関係を結びたいのなら「嘘をつかずに真実を述べることが必須になる」。
嘘のメリットは「短期のみ」。
長期関係ではむしろ「デメリットになる」。
■嘘は嘘だと相手に分かるように伝えるから面白い
超可愛い人にブスっつったり、認めてる相手にバカっつたりとか。
ポジティブな感情がベースにあった上でディスるから、その矛盾が面白く感じられる。
その嘘は、ようは「バレてる」という事。
逆に、もしバレない(冗談だと分からない)なら「不快になるだけ」。
自分がポジティブな気分で言え、相手をポジティブにする嘘が「使える嘘」。
それ以外の嘘はつかない方が楽しく快適に過ごせる。
■まとめ
上手な嘘は「真実を9割で構成する」。
それをベースにし、最終的に自分がそれを真実(事実あったこと)だと信じ切れるくらいまで細部を詰める。
しかしながら、嘘はバレる。
短期的には騙せるが、長期的には信用を失う。
なので、嘘はポジティブに使う。
自分のプラス感情を元に使い、相手をポジティブにするために嘘をつく。
これが本当の「上手な嘘」だろう。
皆様におかれましても、ネガティブな嘘は排除し、ポジティブな嘘をついてくださいますようよろしくお願いいたします。
楽しくいきましょう。