現実的にあり得るかどうか?の判断が出来るから。
色々な場面で重要になってくる。
◾︎頭がいいけどバカな人
平たく言えばスピリチュアルを信じる人。
スピリチュアルって意味が広くて、「高い水買って健康になった」とか「壺で健康になった」とか「デトックスで痩せた」とか、そういうのも含む。
なぜ高い水を買って健康になるのか?の抽象的な思考ができないとそうなる。
◾︎なぜ水で元気になるのか?を考えてみよう
あり得る理由とあり得ない理由を比較し、さらに他の要素を調整してみよう。
水道水が「発癌率が上がる」のは実際にあり得る。
殺菌して微生物を殺し、それを長期保存できる時点で「何かバランスがおかしい」。
その上で、殺菌に使われてるモノが発癌性があるとなれば、これはあり得る。
で、次。
どれくらいの悪影響があるのか?
これが証明できていない。
確かに発癌率は上がるのだろう。
しかしながら、実験で確認できないほど微細な影響しかない。
気になるなら浄水器をつけてもいいが、つけなくても大差ないレベルでしかないと分かる。
分かった。じゃあ1000歩譲って「健康になった」としよう。
その健康は「本当に水からもたらされたモノなのか?」。
健康の偏差は「食事(栄養素)」「睡眠」「運動」により成り立ってる。
デブが水だけ変えても健康にならないし、睡眠不足なら水なんて関係ない。
その辺の「水以外の要素」から考える。
そうすると、水に入ってる成分が効いたんじゃないか?という仮説も成り立つ。
しかしながら、そんな微細な栄養素だけで改善することは考えにくい。
よって、「高い水で改善した=プラシーボor他の習慣によるもの」である確率が高い。
だから「水で改善したわけじゃない」んだ。
◾︎認知能力は「正しい事象を見分ける力」
例えば「一緒に遊んでる女性が不機嫌」とする。
バカは「ただオロオロする」。
何が原因で不機嫌なのかが分からない。
真の意味で頭がいい人はあり得る可能性を全て考える。
前日に何かあったのか?
今日ここに来るまでに何かあったのか?
前にも似たような事がなかったか?
いつどのタイミングで不機嫌になったのか?
そして、その中から正解を選び出す。
直前に不機嫌になったのだとしたら、「いつもと違う服装や髪型じゃないか?」「行き先に不満を持っていないか?」などなど色々考えられる。
そういう能力をまとめて「認知能力」という。
◾︎まとめ
認知能力は「あり得る可能性を見分ける力」。
そして正しいコミュニケーションに必要。
バカはいつまでたっても正しく現実を認識できない。
それが現実の齟齬になって正しく社会で生きていけず、コミュニケーションの齟齬になる。
自分の認知能力以上のことはできない。
正しくシビアに眺めてみて、今自分はどこまで分かるのか?
どこから先が分からないのか?
バカはどこから自分が分からないのかが分からない。
これが認知能力を分かつポイント。
自分が分からないという事を知っている。
有名な文句で締めよう。
ソクラテス『彼は何も知らないのに、知っていると信じている、私は何も知らないが、知っているとも思っていない。』
*「無知の知」
あなたは何を分かっていますか?