新型iPhoneを買って付属を色々試してたら驚愕の事実が判明した。
純正の音がめっちゃいい。
その辺を少し。
◾︎音の良さの定義
個人的には「情報量」。
「どれだけ色々な音が聞こえるか?」っていうのが高音質イヤフォンのポイント。
ちなみに俺は「耳が悪い(音程が取れない)」。
カラオケで90点を出せるのは「ガチで1000回以上聴いた曲」で、かつ「現役で聴いてる時」しか出せない。
なもんで、細かい音質(原音に忠実とかその手のやつ)は知らん。
ただ「多くの音が気持ち良く聴こえるイヤフォンがいいイヤフォン。
それを承知の上で読んでほしい。
◾︎低価格イヤフォンは「こもってる」
サウンドピーツとかの、中華製イヤフォン。
解像度(音の明瞭さ。これがあると色々な音が聴こえる)が低い代わりに「低音が出てる」。
だから、ベース音が欲しい奴は「一見良く聴こえる」。
だがしかし、それは情報量を落とした結果なんだこれが。
◾︎音の解像度と低音は「別の要素」
外の音が聴こえないくらいの外音遮断をした上で聴けば、必然的に低音が上がる。
外の音が入らず、イヤフォンの低音が耳から逃げない故に起きる。
アップルイヤフォンは「密着しない」。
だから「音が軽く感じる」。
しかしながら、音が軽いからといって、音の解像度が低い訳じゃない。
ここがポイント。
◾︎アップル純正は高音質イヤフォン並みの解像度
ちょっと前に1万円のイヤフォンを買ったことがを書いたが、それに近い音がする。
細かく言えば、もちろん高いイヤフォンの方が全てワンランク上の音がするが、それは当たり前。
そうじゃなくて、中華製イヤフォンの「重くて解像度が低い音」ではなく、「ちゃんと音を聴かせるための解像度がある」。
ドンシャリが好きな若い奴は物足りないだろうが、落ち着いて音楽を聴きたいなら、純正イヤフォンは充分な選択肢になる。
◾︎余談
最近の純正品は凄え。
特に二輪業界で顕著なんだが、近年はバイクをイジると遅くなる。
例えば、カスタムマフラーを入れると「加速悪化」「燃費悪化」「最高速微増」っていう惨憺たる結果になる。
昔は、マフラー換えて最高速アップ、変速機を換えて加速アップってのがカスタムの主流だったのに。
な関係で、過去スクーターカスタムで「マスト」と言われた「プーリーカスタム」も、最近は入れるとバランスが崩れる。
*プーリー=無段変速機。これを変える事で加速のバランスを変え、最高速を伸ばす事が出来た。
社外がやる気なくなったんじゃなくて、純正品の品質が上がってる。
排気ガス規制やらの関係で、メーカーが全力を賭して開発し、限界ギリギリまでバランスを取ってるのが要因。
昔はコストの関係で「適当さがあった」。
だから、社外の突き詰めたパーツを入れれば改善出来た。
今はメーカーが既に突き詰めてる。
だから、年々社外の入る余地がなくなってる。
アップルイヤフォンは「音の遮断性」「製造コスト」の2つで明確な縛りがある。
特に音の遮断性を高められない部分に不利があって、そこに特化してるイヤフォンはアドバンテージがある。
*遮音性を高めると「救急車の音が聞こえない」とか安全上の問題が出るので、デカい企業は採用できない。
製造コストは「服」が分かりやすい。
服の「質感」って、誤魔化しが効かないのよ。
いい革は「一目見れば分かる」し、いいウール素材(いいスーツ)も即分かる。
この辺の「人間の感覚」って凄いのよ。
「なんかカッコいいに集約される」んだけど、皆んな言語化出来ないだけでなんとなく分かってる。
イヤフォンも同じで「この素材じゃないとダメな音」ってのがある。
そこはいくら頑張っても物理的に届かない領域になる。
ポイントは「一般ユーザーはそこまで望んでない」って事。
一般ユーザーは10万円のジャケットなんて買わねえし、3万円のイヤフォンも買わないのよ。
「限られたコストの中でいいモノを作る」。
それで言えば、アップル純正イヤフォンは1万円以内のイヤフォンにはまず負けない。
俺が買ったイヤフォンは「3万円クラスの機器と比肩しうるレベル」のやつだから劣るだけ。
もっと言えば、普通の人が買うレベルの「5000円以内」って価格帯だと最強クラスのパフォーマンスがある。
高価格帯でガチなやつを選ぶか、純正を使ってる方が幸せになれるぞ。
◾︎まとめ
純正イヤフォンはプチプラ。
それだけを説明するために「約2000文字かかった」っていう。
…なにこれ?
天才的に文章上手いやつは500文字とかで書けんのかな?
純正イヤフォン、良い音です♪