アメリカ産のモノに特に多い。
進化心理学とか、筋トレとか。
「分からないモノ」に「もっともらしく説明をつけた」のが、これ。
本来は説明できないんだ。
◾︎進化心理学の根本的な問題
正しさを証明できない事。
なんで進化してきた?って言ったら、自分の身を守るため+子孫繁栄ってのは「最も説得力がある」。
しかしながら、それは本当に「進化の末に獲得したモノなのか?」。
別に最初っから「死にたくはない」し「交尾はしたい」って設定になってたとしてもおかしくねんじゃね?っていう。
ただ、進化心理学以上に「身を守る理由」と「子孫を残したがる理由」に対して「上手く説明できない」から、これが採用されてるだけ。
◾︎単発の結果ともっともらしい説明の構成
例えば「筋トレ」。
たしかに「筋肉はつく」。
…が、それが「どれくらいの負担がかかり」「維持する手間がかかるのか?」ってのは、あまり言及されない。
イチローがシーズン前に筋肉をつけても「維持できない」と言ったのは有名なお話し。
*有酸素運動=試合では筋肉が減る。シーズン中は疲労を抜くのが最優先項目なので、筋肉維持のための筋トレはできない。よって「自然にベストな形に収まる」という事。この「上限値」までの筋トレは「意味がある」が、それ以上は意味がない。
これって一般人でも一緒。
筋トレが趣味って人はいい。
…が、普段デスクワークで全然動かねえのに筋トレしても、辞めたらすぐに戻っちゃう。
結局は、筋トレでもランニングでも「自分が気に入ったものを続けるのが大事」。
同様に「プロテイン(タンパク質)を体重の1.6倍g摂取」ってのも「怪しい」。
個人的に「身体の負担がデカすぎる」。
それなりに長期で1.3倍g程度を摂取してるが、それ以上は「身体が受け付けない」。
*だいたい300〜400gくらい肉を食うと受け付けなくなる。
ボディビルやガチのスポーツ選手や肉体労働者なら知らんが、一般人でかつ一般的な生活をしてるなら、むしろ有害まであり得ると思う。
そんな感じで「諸説はあるが同意しかねる」という事が結構ある。
◾︎何が正しいのかは「自分でやってみよう」
「筋トレのセット数や負荷」「筋トレ後の栄養摂取」「筋肉がモテる」「金持ちがモテる」「優しいやつがモテる」「進化心理学的にはこういう説明がつく」。
全て「眉唾」。
とりあえず最初は分かんねえから「言われた通りやってみる」。
…んで、「合わねえなこれ」と思ったら、すっぱり切る。
合わねえんだそれは。
なんか「気持ち良くない」なら、その感覚が正しい。
偉そうに講釈垂れてるやつは全然偉くなくて、「実践してる自分が最も偉い」。
自分の感覚を最優先しよう。
「説明は後からつけられる」から。
◾︎まとめ
説明のための説明がまかり通ってますよ、っと。
結局んとこ「実践したやつしか自分の現実にならない」んだわ。
でも、実践した結果が「間違ってる」なんてザラにあるわけで。
上手に説明されてるからと言って正しいとは限らない。
科学も宗教の1つ。
科学論文の実験結果っつっても、実験デザインがブレてたら結果は当然変わる。
進化心理学と一緒。
説明のための説明より「実際に使えるかどうか?」。
これだけに着目してれば充分。
望む結果を出すために「色々やってみよう」。
上手な説明は効果を保証するモノではない。
「実体験して」使えるものだけ残していこう。