簡潔に言おう。
「上位1%の情報しか出てこない」。
音楽で言えば「トップ10チャートしか出ない」。
どれだけ偏ってるかお分かりになるだろうか?
◾︎全ての情報に対して上位1%が表示される
就職を探すとしよう。
Googleで探すと就職サイトのトップレベルしか出てこないし、名のある企業しか出てこない。
洋服でも、番組でもそう。
「トップレベルのモノ」が自然と検索されて目に入る。
いつしか「競争が好きな思考」に持っていかれる。
◾︎中堅の「美味しい情報」は載ってない
筆者は「ずっとマイナー思考」だった。
インディーズバンド大好きだったし、ニコ動は黎明期が一番楽しかったし、「知ってる人は知ってる」ってくらいが最も好きなところというタイプだった。
その情報をいつしか「拾えなくなった」。
メジャーな情報ばかりで、マイナーな情報は検索ページにすら出てこない。
昔は3ページも先に進むと面白いのがあったりしたのに、だ。
そしていつしかメジャーな情報ばかりになってまい、モチベーションを失ってしまった。
◾︎ネットの世界は「偏ってる」
筋トレで検索すればトップトレーニーのトレーニング方法ばかりがヒットするし、健康で検索すれば科学的な根拠のあるものばかりがヒットする。
「それが正しいとは限らないのに」。
毎日ちょっとだけやってる人もいるし、少しだけ走ってる人もいる。
それは「その人が良ければいい」事である。
全員が1位を目指す必要はない。
しかしながら、なにかをしようと思って検索すると「トップレベルが出てくる」。
こんなやんなきゃなのか〜と思うと「やる気を失う」。
そんな大仰な事は「全然しなくていいのに」だ。
毒されると「マジでヤバい」。
◾︎特性と合っている人もいる
トップを目指したい人や、本物を志向する人。
この人は求めてる情報が「トップ1%」。
よって「望み通りの情報が手に入る」。
ただ「別にそこまでしたくねえし」って人には「窮屈」。
◾︎リアルはもっと優しく、ゆるい場所
そんなに出来なくても咎められないし、大した意見がなくても聞いてくれる。
トップ1%の大企業じゃなくても生きていける。
そんなに自分を高める必要もなければ、そんなに価値を証明する必要もない。
もっと楽に生きられる。
◾︎まとめ
ネットは「トップ1%の情報しか目に入らない」。
これが世界の全てだと思うと「気持ち悪くてやってられなくなる」。
こんなに優れている必要もないし、優れようとする必要もない。
もっと「下の情報」にも目を向けよう。
「そこに面白いものが大量にある」。
ネットで「近視眼的」になると、現実が詰む。
逆に、現実を軸足にしてると、ネットと適度な距離を置ける。
「自分が好きな立ち位置」に戻ろう。
ここはメインになる場所じゃない。
自分の居場所は「外にある」。
ネットに適応したならいいが、そうでなければ外に出よう。
ここは一見広く見えるが「狭い世界」だ。
広い世界へ行こう。