俺は「独力で回復した」。
文献調べまくって、健康サイト読み漁って食事を変えて、運動を取り入れて、メンタルに効きそうな事を片っ端から試して回復した。
…が、通常は「他人を頼る事で回復する」。
ここでハートフルなやり取りがあって心が豊かになって完全回復。
この辺を少し。
◾︎助けて!と言う方が得をする
人は、本気で困ってる人を「助けてくれる」。
というより「感情を出す人を助けてくれる」。
女に熱烈に「大好き」「抱きたい」って言い続けていれば抱かせてくれるし、男だって女から「大好きだから抱いて欲しい…」って言われたら抱いてあげるだろう。
そんな感じで「今マジでキッツいから助けてくれ!」って言えば、助けてくれる。
◾︎助けを求められない状況もある
俺は「親と折り合いが良くない」。
うつ病で自分の気持ちがごっちゃになってる時に、アレコレ伝えられない。
自分だって働きたいのにダメな状態になって訳わかんなくてイライラしてんのに会話なぞ不可能。
友人には迷惑がかかるから言えなかったし、ずっと1人で抱え込んできた。
⚫︎そもそも「何をどう助けて欲しいか分かんない」
寂しいから一緒にいて欲しいんだけど、一緒にいると気分が悪くなる時があるからそっとしておいて欲しかったりみたいな。
俺自身が「訳わかんねえ」のよ。
憂さ晴らしにカラオケに行きてえんだけど、歌ってると二曲で気持ち悪くなったりする。
でも「そいつと行きたい」って気持ちはある。
…いや、誘われた友人はたまったもんじゃなくね?
んじゃカラオケ行くぞー!っつってテンション上げてきてくれてんのに、僅か30分で気分悪いから帰るわって「どんだけ最悪なんだよ」と。
だから「友人とはめっちゃ遊びたい」んだけど、どうにも自分がコントロールできないんで「遊びに行けない」。
服屋巡りに行きてえんだけど、気持ち悪くなるのが嫌だから行かない、とか。
「やりたい事は明確にあるんだけど」
「それを達成しようがない」
という状態に長らく置かれていた。
◾︎それでも助けを求めろ
はいここ重要。
「それでも要求しろ」
本来は、ここで「友人のレベルが判別される」。
助けてくれる「本当の友人」だけ残れば御の字。
「今気持ちの整理がつかねえけど遊びたい。数時間だけ付き合ってくれ」と言え。
とりあえず「お前と遊びたい気持ちは凄えある」とだけ伝えればいい。
迷惑を承知の上でお願いする。
大丈夫。
「助けてくれる」から。
◾︎自分が言われたらどうするか?
「助けに行く」。
「調子悪くなったらいつでも言えよ」とすら伝えるだろう。
「そんなもんなんだ」。
友人の力になれたら嬉しいし、無理をさせようとも思わないし、楽しい時間になればいいと思う。
…まあ俺は言えなかったけど。
調子悪い時でも誘ってくれたから、ほぼ100%大丈夫だとは思うけど。
◾︎ハートフルな経験を「しろ」
ここを見てるお前は「義務」だ。
「助けて」と言え。
そして「助けてもらえ」。
人は意外と優しくて、お互い様なんだという経験ができる。
俺はもう回復しちまったからその経験ができない。
「一番キツイ時に大事な人に助けてもらう」
ってのが重要。
助けて欲しい時に、ちゃんと助けてと言う。
この「いたって普通のこと」が、回復の決定的要因になる。
◾︎頭がいいと孤独になる要因
「独力で何とかしちゃうから」。
本来は「それが無理だから」、他人に助けを求めて助けてもらう。
「個人で稼ぐのが無理だから」、就職して他人に助けてもらう。
自力で回復するのが無理だから、他人の助けを必要とする。
異性がどうしても欲しいから、一緒に入れる相手を探す。
そこで「掛け値無しの感情を出すから」相手が応えてくれる。
これを、頭がいい人は「独力でなんとかしちゃう」。
個人の力で稼いじゃうし、自力で調べて回復しちゃうし、誰にも頼らずに(ナンパとかでゼロから関係を作る)異性をゲットできる。
本当は「社会的関係の中でもたらされるモノ」を「独力で掴んでしまう」。
それは「一見羨ましく見える」。
…が、その実「孤独を深める」。
解決策は「人を頼る事」なんだが、優秀なやつは自分で頑張る事で解決してしまう。
これはある種の「不幸」と言える。
自分の能力の限界をさっさと見切って、人に助けを求めよう。
そんなに頑張らなくても生きていけるぞ。
◾︎まとめ
「助けて」と言え。
必ず。
助けてくれるから。
…あと、おそらく「あなたから見たら」「俺がどういう状態か分かる」んだろう。
その辺の判断は「任せる」。
…が、あなたには「助けを求められるようになって欲しい」。
助けを求め、助けを求めてくる人を助けてあげて欲しい。
孤独は「人を遠ざける」。
そうならないために、あなたから人に近づき、人に触れて欲しい。
そうして「体温を取り戻す」。
そこから復帰したあなたは豊かな人になっているだろう。
ぜひ実践して欲しい。