麻原って凄くね?
「ゼロからあの組織を作ったという手腕」が。
◾︎個人的に解決しない要素
1、金はどうするか?
組織維持費と生活費の両方。
いくら信者から没収するっつったって、途中からが自分達で収入源を生み出さなければ枯渇するだろう。
組織が肥大化するにつれて金が必要になる。
2、化学兵器をどう製造するか?
今みたいになんだかんだと情報が手に入ったりしない。
そっち方面に詳しい人に訊き、一個ずつ実証していくしかない。
死人が出るかもしれないし、いくらかかるかも分からない。
それだけかけても完成するとは限らない。
この「未知に対する姿勢」がヤバい。
3、それを試しちゃう勇気
なんだかんだと「それを使ったらヤバい」というプレッシャーは凄まじい。
それを構わず行ったっていう。
*実験はしてるが。
倫理観も常識もない。
凄まじい。
◾︎凄いと思うポイント
「発想を縛る鎖がない」という事。
まず宗教を立ち上げようって発想がやばい。
経典作り、救い文句を謳って人を募る。
募り方も様々で手段を選ばない。
世の中にひと泡ふかせる手段をも選ばない。
「躊躇いがない」。
相手がどうだ、手段がどうだ、方法はどうだってグダグダ言う前に「とりあえずやる」。
んで、やり始めれば人が集まる。
そして「目標を達成した」。
方向性はダメだが、これは凄まじい事だと思う。
◾︎これがもし「いい方向だった」なら
英雄になった可能性がある。
例えば「抗生剤を作る」とか。
麻原の親しい人がインフルエンザで亡くなるとかして、これを滅殺する目標をどうしても達成したいとか。
もしくは「IT」。
「誰も見たことのない通信技術を作る」っつって行動してたら、それを達成して後世に名を残す存在になっていただろう。
紙一重なんだな、と。
◾︎まとめ
ゼロからあの組織を立ち上げ、目的を達成した。
その実行力、実現力は驚嘆に値する。
もし「いい方向に使っていたら…」と思う。
どっちの方向であろうと「俺にはできない」。
その発想も出ないし、こんな行動力もない。
色々凄まじいな、と。
なんにせよ名が残る人は傑出している。
*注釈
感情的には嫌いだが、功績や思考が凄い…と言ったらお分かりになるだろうか?
平たく言えば「凄いとは思う」が「なりたいとは思わない」。
無限の行動力でグイグイ引っ張ってく人は、現実には「絡みたいとは思わない」し、一定の距離を置く。
「客観的に見て凄い」のであって、俺の目標とする方向は「これじゃない」。
俺は目の前の人と楽しくやれればいいっていう「平凡な男」。
ただ、他人を踏み台にして目標を達成するのは「凄いとは思う」。
だが、それだけ。