根性で痩せるって事は「我慢してる」って事だから。
「その体重が普通の状態」にするのがダイエット。
◾︎「普通」の範囲の規定
男性は体脂肪率15%以下。
女性は体脂肪率25%以下。
よりシビアにやったとしても…
男性12%
女性22%
ここまで。
これ以上は「無理しないとダメ」。
◾︎普通を超えると「ストレスが増大する」
まともな食事にチェンジした上でやると分かる。
これ以上は「明確に活力が落ちる」。
パレオ式ダイエットや地中海式ダイエットをやると「セットポイント」という概念が身体にもたらされる。
要は「食い過ぎ防止」と「今必要なエネルギー」を脳が自動計算してくれるようになる。
運動したら炭水化物が欲しくなる(グリコーゲン回復のため)し、運動しなければ腹が減らなくなる。
これに任せて生活してると、だいたい「体脂肪率15(25)%に落ち着く」。
これを「理性で我慢する事で」それ以下の体脂肪率にする事ができる。
◾︎無理に食欲を押し込むとどうなるか?
「代謝がおかしくなる」。
メシが入ってこないということは、要は「飢餓状態」なわけ。
飢餓状態なら「食わなきゃいけない」。
しかしながら「入ってこない」。
じゃあどうするか?
「身体を動けなくする」
そして「身体の効率を良くする」。
これでバランスを取る。
1、身体を動けなくする
甲状腺絡みの問題がこれ。
ホルモンの絡みの代謝異常が出る。
主に「生殖能力」。
飢餓状態で子作りなんてしたら死ぬから、まずこれがオフになる。
次に「運動ができなくなる」。
グリコーゲンの枯渇+代謝異常で、動く気力がなくなる。
動けばカロリーを消費するから、動けなくすればいいって単純な発想。
2、身体の効率を良くする
エネルギーが無くなったら死ぬ=脂肪を使い切ったら死ぬ。
よって、先に筋肉から削っていく。
動けない方がいいし、筋肉が主にカロリーを消費するんだから、まさにwin-win。
そして、最小限の脂肪で、最大限の効率を引き出そうとする。
脂肪を使う効率を上げる。
つまり「食ってないのに痩せない状態になる」。
◾︎対策
「じっくりと落とす」事。
1か月で体重の5%が上限と言われる。
70kgなら「3.5kg」。
50kgなら「2.5kg」。
これを全部「脂肪で落とせれば」めちゃくちゃ痩せたように見える。
…ここまではいいな?
◾︎摂生して落とした分は「100%リバウンドする」
だって「ストレスになってる」んだから。
セットポイントを割る体重を維持すると分かるが「常時腹が減ってる」。
もちろん「めちゃくちゃ機嫌が悪い」。
身体を「ワザと飢餓状態にする」のが、ダイエット。
「飢餓状態の負担」ってのは甚大。
長い間それを維持するのは無理。
ボディビルダーは大会が終われば戻すし、アスリートは体脂肪率が低すぎると体力がなくなる。
俳優も撮影の時にしか下げない。
◾︎美容体重は「特殊な状態」
維持する事にすらストレスを伴うレベルで。
俳優や女優、コスプレイヤーのような「見せる職業」なら構わない。
しかしながら、一般人がこれをやっても「すぐ戻る」。
普通以下の状態は「それなりの代償がある」と知っておいて欲しい。
◾︎まとめ
食事を変え、自然に痩せられる所で止めよう。
それ以上は「見せ技」。
維持するためには相応の代償を払う必要がある。
普通が一番。
それで充分「カッコいい(可愛い)」から大丈夫。
やり過ぎないようにね〜。