気になる考え方を発見したので、1記事したためてみる。
◾︎自分を相対的に落とす行為
「人に感謝する時、人はその対象の存在価値を肯定する」事になり、「その事は相対的に自分の存在価値を低下する事につながります。
*山口陽平の「そろそろ会社を辞めようかなと思ってる人に、1人でも食べていける知識をシェアしようじゃないか」より抜粋。
らしいんだなこれが。
こんな事一回も考えた事無かったんで、自分が人を褒める理由と状況、感謝する理由と状況を書いていこうと思う。
◾︎褒める理由
平たく言えば「相手のテンションを上げるため」、そして自分が「相手のそれが優れていると思った時」です。
以下、褒める状況。
1、能力に優れている
分かりやすい構図。
「能力」は2軸あって…
1-1、結果
ライザップ的なやつ。
結果を出した=その仮説出しや行動や努力が正しかったという事なので、問題なく凄いから褒めるのが普通でしょう。
1-2、特定の部分
かなり詳しい分野を持ってたり、仮説出しが得意(それが正しいかどうかは問わないが、一応のロジックは通ってる感じのやつ)なやつだったり、「これ」ってのがある人は褒めます。
その際、結果は問いません。
「それをする事が得意=他にない意見や視点を持っている」事が、褒める事に充分に値するからです。
2、性格
「優しい」「気が利く」辺りが鉄板です。
…が、ここでは「流れを変えれる人」も入れましょう。
つまり、話し合いだったり何だったり「人が集まって話す場」において、本題に沿った「クリティカルな発言が出来る人」の事です。
いうなれば、「場の空気を呑み込んで発言出来る人」です。
これは、内向的だろうと外交的だろうろと関係なく、「要所でこいつに自由に発言させると上手く回る」という人がいます。
内向的であればそいつを「庇い」つつ、外向的であれば自由に発言「させすぎない」ようにして、ある程度自由を担保します。
それでも要所で頼りになるこの人達は「褒めて当然」です。
もちろん、人付き合いでの緩衝材になり得る「高いSQ(社会的知能指数)」を持った人も褒めまくります。
だって、その人が発言する回数が多いほど雰囲気が良くなるんだぜ?
その人に気分良くなってもらった方が、「皆んなが得する」結果が得られる訳で。
まさに「褒め得」。
3、容姿
こいつ確実に「上位30%入ってんな」と思う「優れた部分」があれば、何の問題もなく褒めます。
優れた部分てのは…
3-1、顔
カッコいいor可愛い、は才能。
それを自覚してて自信満々なやつに敢えて言う事はない。
…が、まだちゃんと使いこなせずにメリットを自覚してないやつは、褒めて伸ばす。
マジ勿体無い。
ただ単にお前が機嫌良くそこにいれば異性のテンションが勝手に上がるんだから、気分良くいられるように配慮すれば、全員が得をする。
褒めとけ褒めとけ。得しかしないぞ。
自覚してるやつはメンドくさいから、他のやつに任せる。
3-2、お洒落
お洒落ってのは「才能」です。
これも歩くマネキンが如く、周りのお洒落さをも引っ張り上げます。
「お洒落」ってのは曖昧な指標ですが、筆者の定義では、「奇抜じゃない」「高過ぎない」「でもちょっと違う」です。
別の意味で「こだわりを持って選ばれたお洒落」は、褒めて当然。
では、一通り褒めまくったら、「感謝」しましょう。
◾︎感謝
結論から言えば、「自分で出来ない全ての事」が「感謝の対象になります」。
以下具体的に。
1、「仕事を手伝ってもらう」
普通ですね。これで感謝出来ないやつは死んだ方がいい。
2、「家の事をやってもらう」
一人なら自分でやらなければならない仕事を誰かがやってくれるのは、当然の感謝です。
3、「こちらの要求を飲んでもらう」
予定を合わせる時などの簡単な事から、仕事の調整まで、こちらの要求を通してもらった時には感謝です。*後者の場合は「お返し」をしなければ信頼がマイナスになるため、単純な感謝ではないが。
やった事はないですが、オンラインで知らない人にコンタクトを取って、話しを聞いた場合なども「感謝」に入ります。
4、「テンションが上がる「何か」を、もたらしてくれる人」
ちょっと分かりにくいので例を出します。
4-1、自分が好きな行動をする時に一緒に遊べる人
服を買いに行ったり、ドライブに行ったり、ダーツしたり、カラオケしたりなど、その趣味が「お互いにメリットになる友達」には感謝です。
お互いの「時間を使って」遊びに行ってる訳ですからね。
その「遊び」を「一緒に楽しめる人」って、すげー貴重なんだぜ?
4-2、「別の視点」をくれる人
ポジティブな方での限定になりますが、割りと常識外れな働き方(カジノディーラーとか)や、遊び方(趣味スポーツから、クラブや街コン無双とか)を嗜んでる人達から、温度感含めて話が聞けるのは「感謝」です。
オンラインじゃ「温度感」は分かんないからね。
あとは「会って楽しい人」とかも感謝の対象になりますが、当然すぎるので割愛。
◾︎そこに、相対的とはいえ「自分の価値を落とす行為」が、何処にあるのか?
「褒める」にしろ「感謝」にしろ、「相手の価値を認める」事にはなります。
っつっても、別に「自分が良い」と思って褒めてるので、ぶっちゃけ言えば「相手にどう捉えられようと構わない」のです。
「自分が良いと思った」と「伝えるための手段」が「褒める」という事です。
「感謝」も同様で、相手が「自分では出来ない何かをしてくれた」から、ありがたいという気持ちを伝えるために「感謝する」のです。
では仮に「相手の価値を認める=相手の優れている部分」だったとしましょう。
しかしながら、相手の優れている部分=自分の劣っている部分「ではない」のです。
相手の良い所を「褒める」のであって、自分の足りない部分を落とす訳ではない。
感謝にしても同様で、「自分で出来ない事」を可能にしてくれるのだから、感謝するのは当然であり、「自分を落とす」という部分は微塵もありません。
つまり、「自分の価値を落とす行為」は
「ない」
という事です。
優れた部分がある相手は褒めまくって、助けてくれた人には感謝を表しましょう。
それで得をする事はあれど、損する事は何もありません。
◾︎まとめ
ビジネスだろうと、プライベートだろうと関係ありません。
人を褒めろ。そして感謝しろ。
何でそこで「損する」って発想が出てくるのか謎だわ。
まずは…
今ここまで読んでくれてた、そこのあなた!
「ありがとう」
感謝してる。
この名もなき自由書きに最後までお付き合いいただき、その時間を取っていただけた事に、感謝致します。
そして…これで何か損するの?
仮に、何か損をしたとして「それになんの意味がある」の?
筆者が「あなたに感謝している事は変わらない」。
そして「それが一番重要な事」な訳で。
ちゃんと、自分の考えと基準で「感謝」と「褒める」を行えば、損する事は何もありませんし、得する事しかない。
周りの「楽しい人達」や「お世話になっている人達」に、もっと伝えていきましょう♪