健康の第1ピン。
食事よりも重要。
なもんで解説をば。
◾︎睡眠の重要性
「人間が回復する機能がこれしかない」。
食った飯を身体に変換するのも、覚えた知識や経験を脳に記憶させるのも「睡眠中に行われる」。
これの質が低いという事は「前日までの負債を処理しきれない」という事。
負債が貯まるとどうなるか?
借金で首が回らなくなる。
即ち、パフォーマンスが落ちる。
そして、最終的に「破綻する」。
かくも重要な睡眠。
しかしながら、それの「適切な状態」を判断するのが存外に難しい。
という事で、起こる症状を一覧でまとめてみる。
◾︎睡眠が長くなる症状
1、睡眠不足
単純に「睡眠が足りてないと睡眠時間が長くなる」。
まずこれが第1の判断材料。
2、肉体疲労
「運動後の翌日に眠い」とか「筋トレ後の翌日に眠い」など。
疲れたから眠い。
3、免疫異常
肥満やアレルギーなんかでも、必要な睡眠量が伸びる。
主に「腸内環境」。
主な使い方は「最近の食生活がどうか?」という事。
油モノ(揚げ物)を大量に食ったり、お菓子大量食いをすると「如実に分かる」。
んで、そのままほっとくと「睡眠時間が伸びる」。
4、体調不良
風邪ぎみで睡眠時間が伸びる。
風邪やインフルで一日中寝てられるように、回復のために睡眠を欲する。
睡眠時間が伸びる理由は「何か身体に負担がかかってる」から。
回復のための時間が規定の時間じゃ足りない。
故に睡眠時間が伸びる。
やたら眠いと感じる日は「何かある」。
故に、多めに寝る。
◾︎睡眠時間が「短くなる時」
1、肉体的ストレス
筋トレで追い込みすぎたり、運動し過ぎたりすると「寝れなくなる」。
過去、実際に体験した例で「週5HIITやったら下痢と鼻水が止まらなくなった上に寝れなくなった」。
夜中に動悸がして起きる。
3時間に一回くらいの頻度で。
その時は「回復に1週間かかった」。
熱は出るわ、身体は怠いわで、インフルエンザにかかったみたいに一日中寝っ転がって過ごした。
運動した日に寝れなくなったら休む事。
それはオーバーワークの兆候。
身体の反応なので、おそらく「逆らうと面倒なことになる」。
「何か理由があってその反応になってる」。
こういう時は逆らわない方が良かったりする。
2、精神的なストレス
「翌日が楽しみすぎて寝れない」とか、「翌日が不安すぎて寝れない」ってのは、誰もが経験する事。
*良い事もストレスの一種。
「人間関係が嫌すぎる」とか、「仕事内容が嫌すぎる」とか、何か膨大なストレスがかかると寝れなくなる。
1日や2日程度なら問題ないが、これが長期に渡ると問題が発生する。
3、運動不足
動かなすぎると「徐々に」睡眠が悪化していく。
前日まで7時間寝れたのに、今日は6時間で起きちゃった、とか。
デスクワーカーにありがち。
これは疲労しなすぎ。
動けば治る。
⚫︎寝すぎてもヤバい
平常時に暇だからと言って寝まくると、それはそれでメンタルが悪化する。
通常の生活をしてればさほど気にする必要はないが、そういう場合もある。
ちらっと頭の隅に入れておいて欲しい。
◾︎寝れない場合のデメリット
1、太る
睡眠不足=身体の危機。
という事で、摂取カロリーアップと当時に「身体に溜め込む量もアップ」。
寝不足の時に「甘いもの食いてー」とか「油モノ食いてー」ってなった事ない?
「それ」。
それ寝不足から来てる。
2、認知能力低下
幅広いんで、ざっくりと。
2-1、人が敵対的に見える
認知能力が落ちて「相手の気持ちを推測する力が落ちる」。
今の状況で「相手が何を意図してそうしてるのか?」ってのを推察する力が落ちる。
結果、敵対的に見える。
2-2、幻覚
現状を推察する力が落ちるんで、あり得ない事も起き得る事として考える。
戸を閉めたかどうかやけに気になったり的なやつ。
現実的に起き得る事を考えれば、戸が開け放たれてても泥棒が入る確率は少ないし、入ったところで被害もたかが知れてる。
泥棒だって、見つかる可能性を考えたら、そこまで躊躇いなく入れるものでもない。
あと、木が揺れたのを「何かいる!」と思ったりとか、その手の類のやつ。
現実か幻覚かの区別が付かなくなる。
2-3、記憶能力の低下
変な話「昨日なにしてたか覚えてない」っていう。
運動なら、前日やった事が整理されるから、今日できるようになるわけだ。
バスケでも、昨日ドリブルできなかったのが、今日少しだけ突けるようになって、明日また少しだけ突けるようになるってのを繰り返していく。
前日の記憶が薄いって事は、上手くなるスピードも遅いってこと。
下手したら「ずっと上手くならない」。
だって「前日の記憶がないんだから」。
延々と同じことを繰り返す事になる。
2-4、拾える情報量の低下
例えば「女性を見た」としよう。
ある人は「可愛いな」と感じる。
しかしながら、ある人は「がさつそう、優しそう、気が強そう、真面目そう」などと感じる。
それは「情報量の差」。
持ち物、服装、髪型、目線の動き、身体の動き、喋り方、声質なんかで「どういう女性か分かる」。
芯は強えのに合わせてるのか、強そうに見えて中身空っぽなのか、簡単そうに見せてるけど全く食えないタイプの強かな女なのか、強そうだけど優しい子なのか、超聡明でコミュ強すぎて苦労してる子なのかってのが「全体の空気で分かる」。
睡眠不足の時って、もはや「自分に好意があるのかどうかすら分からない」。
営業スマイルなのか、俺にだけあててくれた笑顔なのかの判断がつかない。
相手の機嫌の良し悪しすら分からんほどポンコツになる。
同じ様に、サッカー見ても「バルセロナの崩しの凄さが分かんない」とか、洋服見ても「高いかどうか分かんない」とか、あらゆる面でポンコツっぷりが前面に出る。
ちゃんと寝る事で改善する。
これらの症状が「寝ないというだけで出る」。
睡眠って超重要なのよ。
◾︎睡眠不足は「片手落ち」
自分のパフォーマンスの60%くらいしか発揮できてない。
本来はさらに上の40%が眠ってる。
寝ないという事は「自分に縛りをかけてる状態」。
自分で自分を縛ってもしょうがない。
解き放つ方向でぜひ♪
◾︎まとめ
睡眠時間が伸びる理由は「疲労」。
睡眠時間が短くなる理由は「過剰ストレス」。
寝ても寝ても眠い場合は「疲労が溜まってる」。
その場合は「日々の睡眠時間を伸ばす」。
逆に「寝れなくなった場合は要注意」。
特に定期的な運動をしてたり、職場で強いストレスを感じるタイプは。
何らかの対策が必要なところまで来たと思って下さい。
徐々に悪化した場合は運動不足。
動けば治る。
寝不足だと「被害甚大」。
ちゃんと寝ましょう。