「認知能力」。
要は「何が見えているか?」という事。
◾︎同じモノを見ても「認識するモノが違う」
例えばサッカー。
歴史上初の決勝進出で話題になったクロアチア。
その中の「モドリッチが凄い」と言われている。
一般的には「走行距離」「得点」「アシスト」辺りで測られる。
実はサッカー好きから言えば「もっと詳細な理由がある」。
局面を勧められる縦パス、カウンターの基点に成り得る選手への最速プレス、危険な選手に対するパスコースの切り方、スペースの埋め方、前線に出て行く時の局面の見方、これら全てが秀逸だから凄い。
ラキティッチも同じ。
ダイレクトで逆サイドに届けられる「視野」と「パスの正確性」、前に行く時と後ろに残る時の判断、DFに詰められた時の冷静さ、選択の正確性、それら全てがすごい。
ただ「凄い」と言われていても、「何がどう凄いか?」という内容まで認識している人は少ない。
◾︎「カッコいい」と感じた時に、「何を」「どう」カッコいいかを「再現できる事」
これが「センス」。
ファッションにおいてもそうだし、絵でも、文章でも同じ。
「これ良い!」と思ったものを「自分の手法において再現する」。
「正解がないモノ」に対して、「素晴らしいと思うモノ」を自分で切り出す。
これが「センス」。
◾︎センスは「感覚から生まれる」
あなたが良いと思ったモノは「あなたの中にしかない」。
その「素晴らしい瞬間」を表現し、伝えなければならない。
そのために「言葉」があり、「音楽」があり、「芸術がある」。
コミュニケーションは、必要最低限の事だけを伝えるためにあるわけじゃない。
「自分の感覚を伝えるモノ」。
どれだけ感動し、楽しいと感じ、尊いと感じたのか?
苦しいと感じ、辛いと感じ、のたうち回ってきたのか?
これらを「伝えなければ」伝わらない。
あなたのセンスを開花させて欲しい。
それは受け手も幸せになれるモノだから。
◾︎まとめ
見えているものは「皆んな違う」。
だからこそ「何が」「どう見えたのか?」と表現する。
あなたの独自のセンスが開花する。
それを望む人がいる。
ぜひ「表現」して見て欲しい。