スポーツにしろゲームにしろ1日の集中力にしろ、ベストな状態をキープするってめちゃくちゃ難しい。
なんでか?ってのを書いてみる。
◾︎80%以上100%未満
この状態をキープする。
筋トレとかでやりがちなんだが、瞬間的に120%まで追い込む力を「出してしまう」。
スポーツで言えば「10回に3回程度の成功率のモノを結果に入れてしまう」感じ。
常にベストショットで決めにかかり、ミスも多いがスーパーショットも多いみたいな。
要は「限界を超える」と「その後にまで悪影響を及ぼす」。
筋トレなら「同じ力は二度と出せない」し、スポーツであれば「同じプレーは再現性がない」。
これにこだわると「全体のバランスを欠く」。
故にバランスを取る必要がある。
⚫︎自分が可能な範囲で収める
まずここ。
「ミスが出ない最大値」を知ること。
これが上述の「80%」にあたる。
何度やっても同じように再現できて、安定性があるポイント。
勝負事であれば「ここに差があると決まる」。
相手が何度やってもノーミスなのに、こっちは同じプレーでミスが出る。
その分リスク負って攻めまくっても「最初はいい」が、長い試合では「その差が広がっていく」。
奇策で勝てるのは「短い期間だけ」であり、長期になるほど「実力」が出る。
筋トレで言えば、1人は30kgを30回できるけど、もう1人は30kgを15回しかあげられない感じ。
ベースに差がある場合、状況によってはそれが決定打となる。
⚫︎90%の領域
50%は成功するような「チャレンジ」をする。
80%では「決め手に欠く」から、違いを作るために確実じゃない事にチャレンジする。
筋トレで言えば、30kg30回から40kg25回にチャレンジする感じ。
そうすると40kgの方が勝つが、翌日のダメージは甚大になる。
故に、ダメージを抑えるためには「瞬間的に40kgを入れる」。
30kg30回の合間に40kgを5回だけ入れる。
30kg25回+40kg5回にする。
そうすると、最小限のダメージで超える事ができる。
テニスでも同じ。
決めにかかるショットだけ集中力を上げる。
「そのために」80%ショットを駆使して甘い球が来るように組み立てる。
狙い通り甘いたまが来たら「リスクを上げて叩く」。
⚫︎100%がダメな理由
「長期的にダメージが出る」から。
上の例で言えば、50kg5回を入れるような感じ。
「30kg25回の達成が危うくなる」のがお分かりになるだろうか?
テニスでは「決定率が落ちまくる」。
全部ファーストサービス並みのショットをすると、それだけ無駄な疲労が溜まるし、決定率も落ちる。
効率良く90%までの力を使う。
要は「ベースを維持できるレベル」になるようにする。
100%はミスも多くダメージは甚大。
「ここに至らないように」ペースをコントロールするのが難しい。
◾︎ペースコントロールの難しさ
つい「100%に近いペースを維持したくなる」。
なぜかって?
100%を出すと「気持ちいい」から。
筋トレで言えば、「今日身体が軽い」と思ったら「最高重量にチャレンジしてみたくなる」。
ここで最高重量にチャレンジすると「被害甚大」となり、翌日から数日を休む事になる。
それを抑えて「いつもより気持ち重い程度の重量でやる」とする。
その場合「ベースラインを少し越えた疲れ」で済む。
翌日も気持ちよく動けて、快調なメンタルで1日を過ごす事ができるだろう。
逆に、調子悪い時は「重さを軽くする」事で、いつも通り80%の感覚でトレーニングを行う事が可能になる。
「これを調整する事を」ベスト状態をキープする、という。
◾︎ペースラインを把握し維持すること
だいたいこのくらいまでは快適に過ごせるな、ミスせずにやれるなってラインを知っておく。
それ以上は「自分の許容量を超える」という事を「自覚しておく」。
自覚的に超えるなら、それがどれくらいの被害になるか予想がつく。
無自覚に超え続けてると、同じペースを維持できなくなる。
そうすると「むしろ後退してる」んで、ベースラインを維持する事、上げる事を基準をして行動を確認しよう。
◾︎まとめ
ミスしないラインを知り、ミスも起き得るレベルを意識的にコントロールしよう。
自分の実力に「全力は当て込まない」。
これをやると自分で自分の首を絞める。
日常は80%の力でこなせる事までを「範囲」としておくといい。
意識的にそれを超える時は「腹を括って行こう」。
翌日以降はダメージが残るから、キチンと回復期間を取る。
これらを意識的にコントロール「しようとする」事で、少しずつ現状を把握できるようになる。
常にベストでいるのは難しいが、可能な限り近づけていくことはできる。
*ちなみに
既に完璧に安定した仕事や生活をしてるなら、今の限界にチャレンジでOK。
自営業や副業で「日々の仕事量や行動量が安定してない人」は、自分で自分の体調に責任を持つ必要がある。
「自分で決める必要がある人」は、判断力を最善の状態にしておくためにも体調コントロールは必須。
自分に合ったやり方をしましょう♪