総じて「自律神経を労われ」って本なんだが、救いもなければ対策もない。
気になった所をば。
◾︎全ての疲労は「自律神経」
炎天下で疲労するのは身体の調整機能(汗出したりなんだり)を使ったからであり、身体の疲労は全て自律神経なんだよ〜って主張。
「一見正しい」が、解決しない事もある。
その辺りを少し。
◾︎自律神経を「増減する要素」に触れてない
運動は「自律神経を鍛える」。
筋トレやってりゃ扱える重さが上がると同時に、「動ける時間も長くなる」。
逆に、空調が整った(エアコンとか)場所にいると「自律神経が弱まる」ことが分かっている。
年齢で実行力が落ちるのは確かだが、「なぜ落ちるのか?」について触れてない。
その上で「自律神経を使わない方法」を掲示している。
⚫︎ガリのやつに筋肉を使わない日常生活をしろっつってるようなモノ
お前はもう弱いんだから、弱いなりの生き方をしろっつってるのがこの本。
…いやいや。
自律神経を「伸ばしたい」んだわ。
筋肉がないのに「俺は技術と効率で勝負する」っつったって「100%負ける」んだわ。
効率よく使うには「ベースがないと意味がない」。
…だが、そこには「一切触れていない」。
…で?って感じの本。
肩透かしでしたわ。
◾︎まとめ
「諦める」のと「やれる事はやる」のは違う。
さも偉そうな意見を用いて「諦めさせる」タイプの本もある。
こっちを読むなら「脳を鍛えるには運動しかない」を読もう。
あっちは可能性に満ちてる。
諦めんのは80歳くらいになったらでいい。
それまでは「可能性を追って」いきましょう。