「国会の議論を聞いていますと、働くことが悪いことであるかのような議論に聞こえてきます。お話を聞いていますと、週休7日が人間にとって幸せなのかと聞こえてきます」と発言した。
*引用リンク先は朝日新聞。
話題を振りまく、渡辺美樹氏。
ハードワーカーで、物事の実現にものすごく実直な方。
なんせ22歳からの数年で、当時激務かつ歩合の佐川急便で数百万貯めたという、生まれながらのハードワーカー。
しかなしながら、いかんせん時代が悪かった。
論点が数個あるので、整理しながら。
◾︎論点1「社長側」
上記の通りハードワーカーで、ハードワークに耐える素養を持っている。
これは「性格」と「肉体面」の両方。
性格は、神経質なやつ(俺含む)はハードワークに耐えきれない。
相手の心情を慮って〜とか、この先に想定される不安要素は〜とかっつって、一歩一歩の決断が超重い。
結果、至って普通に潰れる。
故に対策をするんだが、渡辺美樹氏は強メンタルで乗り越えていく。
肉体面もまんま。
ハードワークに耐えられる「下地」がないと、こっちも潰れる。
先天的な筋肉のつきやすさとか、身体の効率とか。
んで、肉体の強さってのは「精神に連動する」。
これは、自分で運動か筋トレをすると分かる。
脳内物質的な方でもそう(脳を鍛えるには運動しかない!という本を参照下さい)だし、物理的に「1日に動ける量が増える」。
もしくは、1日に集中していられる時間が増える。
故に「高効率で仕事を回せる」。
*性格の神経症は「遺伝」です。肉体面の筋肉のつきやすさも「遺伝」です。運動は「後天的」です。運動をすると神経症は軽くなり、肉体面でも強くなるけど、元々の素質を持つもの(ハードワーク出来る人)には敵いません。学生の頃、運動部でもないのに筋肉質なヤンキーとかがそれ。桜木花道とか「才能の塊」。
だから、経歴から考えると「それくらい本気で働くのが当たり前だ」となる。
要は渡辺氏の「基準が高すぎる」という事。
◾︎論点2
「自分の身は自分で守ろう」。
なぜ「過労死するほど働くのか?」。
過労死するほど働く事を選んだのは「誰なのか?」。
そう。「自分で」だ。
社会は「お母さんじゃない」。
そこまであなたの事を心配し、守ってくれるわけがない。
そんな事は学校で学ぶだろう。
友人と意見が対立した場合、嫌なものは嫌だといって戦うしかなく、上手くいかなければ自分で別の方法を探す必要がある。
労働が嫌ならば「自分で他の道を探す必要がある」。
…ていうか「嫌だから他の道を探す」。
過労死するほどの環境なんざ「即逃げ」だわ。
◾︎論点をまとめると
渡辺美樹氏は「この環境が嫌じゃない」。
もちろん自身も「過労死するほど働いている」。
経営やって議員やってなんざ「超人」だ。
*トランプも同じ。
それでも「自分がやりたい事だからやる」。
やりたい事だからこそ、ハードワークでも質を落とすことなく、結果にフォーカスしていける。
以下は自己見解。
「嫌なら辞めればいい」。
そこは「あなたが作った場所じゃない」。
「渡辺美樹氏が作った場所」なんだ。
あなたが実現したい事があるなら、「あなたが自分でその場所を作ればいい」。
意味が分かるだろうか?
ワタミの規模、従業員数、経営バランスを実現しているのは「渡辺美樹氏」だ。
文句があるなら、渡辺美樹氏と同じ事をしてみればいい。
それが出来ないで、雇われでやっていくなら「相手の方針に従わなければならない」。
それはそうだろう。
自分では何も考えてない、何もリスクを背負っていないのに、お金だけ貰おうと言うのだから。
文句があるなら「独立する」事。
もしくは「別の場所へ移る」事。
過労死するくらい働けるなら、他の場所でもやれるだろう。
◾︎まとめ
渡辺美樹は、生粋のハードワーカー。
ついていけるのは「同レベルの人」だけ。
ついていけないなら「別の道を探す」。
自分の身は自分で守る。
社会はお母さんじゃない。
昔のドイツやロシアのように「逃げ出したのを連れ戻して働かせて殺した」ってんなら罪にもなろう。
だが、自主的にハードワークして亡くなったのなら、それは「自分の責任」だ。
そこまで頑張るかは「自分が決める事」。
頑張れるのは素晴らしい。
…が、頑張るのが「本当に正しい事なのか?」。
今一度、見直してみて欲しいと思います。