はい!幸せ本の書評2冊目です。
「SQ生きかたの知能指数」です。
…結論から言おう。
超当たり!
「めっちゃ心が暖かくなる本」
です。
◼︎系統分け
1、自分が幸せになる方法
いきなり話しが飛びます。
まず、自分が幸せになれなければ、人を幸せにする事は難しい。
ならば、どうすれば幸せになれるのか?という適性を測るのが「世界でたったひとつの幸せ」という本でした。
遺伝…というか、生まれた時点で、セロトニン受容体の大きさが決まっていて、そこから生まれる幸せが人生の50%を決めているというお話しが最初に出ます。
次に、幸せになれる考え方が色々続き、最終的に「強みを生かした働き方をしてれば人生楽しいよ」という結論に向かって進んでいきます。
代表的なのをいくつかご紹介。
⚫︎楽天的な発想
大成功する起業家は、大多数は楽天家である、というのは有名なお話し。
どんなに難しい事でも「大丈夫イケる」と思えばこそ、その人の能力が100%を越えて引き出される訳です。
そこためには、失敗しても「今が悪かっただけだ」。
成功したら「俺の実力はこのレベルで、これからも成功する」
と、考えて、どんどん前向きに進んでいった方が得です。
失敗は「運のせい」、成功は「実力」です。
悲観的な人は、失敗は「自分のせい」、成功は「運が良かった」とし、実力を低く見積もります。
この考え方では、どんどん後ろ向きになって行きます。
単発では大した事ないのです。
…が、これが積み重なっていくと、楽天的な人はどんどん前向きに進んで行き、悲観的な人はどんどんつまらない人生へ進んでいく事になります。
しかしながら、これをそのまま鵜呑みにして適応すると、「自分が成功した時は状況を顧みず突っ込んでいく」という事になります。
そこで様々な経験が積めて、人間としてどんどん大きくなっていくのもあります。
…が、筆者のようにギャンブルなどで向こう見ずに突っ込んだ事があり「破滅適性がある」事を自覚している人は、そのままで良いとはとても言えない。
*高校生以降、ギャンブルは完全卒業。
能力と自制心を両立している人はガムシャラに前向きでも結果を出せるが、全ての人が楽天的に進む方がいいかと言うと、何とも言えない。
あと、何かしらの精神障害にかかった人は「悲観的」になります。
日々生きるのが辛く、やりたい事が出来ず、先が見えないからですね。
*精神病時は性欲が無くなる事でも有名。
なので筆者は「悲観的」です。
理想は「使い分ける」事。
人と話す時は楽観的に、ビジネスでは悲観的に考えれば、両者の利点が活きます。
⚫︎自己肯定感
やりたい事は「まずやってみる」。
そして、目標に向かう時に失敗しても「心が折れない」。
これの元となるのは、やれば出来るという「自信」です。
これを最速で育むには、茂木健一郎氏や堀江貴文氏なども言っているように「細かい成功体験を積む」事です。
異性に対して自信を持ちたければ、とにかく異性と過ごす時間を増やして、一緒にいて「楽しかった記憶」を増やしていけばいい。
ちょっと笑わせたり、笑わせてもらったりなどの「会話が楽しい」。
普段行かないレストランに行ったり、街ブラしたり、海に行ったりなど「遊びに行くのが楽しい」「触れ合うのが楽しい」。
回数が多いほど、異性といる事が「楽しい事」になるため、他の事なんて気にしなくなる訳です。
筋トレでも同じです。
週に決まった回数をこなし、さらに+1回をしていくなどしていく事で、目の前の「目標」を達成します。
それが「やったという自信」になると共に、日々の継続のモチベーションにもなります。
そうこうしているうちに結果も出る(ガタイが良くなる)という好循環のサイクルに入ります。
このような「結果を出すまでにやる事」を段階的に設定してモチベーションを維持し、それを結果と「繋げる」事で「確固たる自信」になります。
■自分も「人も」幸せに出来る方法
それが、SQ生きかたの知能指数。
キーポイントは「共感」。
これはすなわち、「相手をどう幸せにするか?」という事です。
そのための「相手の目を見て心を見抜く力」や、「その後の対応の仕方」がいかに重要かという事を体系的に書いた本です。
基本的に人間は「幸せそうな相手を見た」ら「自分も幸せになる」ように出来ています。
つまり、自分が上手くやれば、幸福の連鎖を創り出せるのです!
楽しい事と悲観的な事を、意識して8:2程度まで落とし込めれば完成。
ちゃんと辛い現実も見ないと生きていけないからね。
母親と赤ちゃんのミラーニューロンから始まり、恋人と完全に同期している時など、多様な他者との関わりの事例が出てきます。
そして、ファスト&スローの「システム1」と「システム2」の関係は、心理学書では至る所で出てきます。
「非言語コミュニケーション」が、瞬間で判断をする「裏の道」」とされます。
「システム1」です。
そして「言語コミュニケーション」…感情にブレーキをかけ、理性的な話し合いや、お互いのメリットになる事を話し合う時に使われるのが、「表の道」です。
システム2です。
⚫︎裏の道
人の「感情を予測できる能力」です。
つまり、基本点に「人とのコミュニケーション」は「非言語コミュニケーション」と言っても過言ではない。
「理工学部系がモテない」というのはこれが理由です。
⚫︎表の道
理工学部の面目躍如。
説明する能力や、感情を使いこなす能力は、表の道によって決まっています。
理性とか言われる領域です。
この2つを利用して、他者とのコミュニケーションをしていきます。
⚫︎余談
「自分だけで感じれる幸せ」なんて、実際んとこほとんどありません。
自分だけ「が」感じる幸せはありますがね。
仕事にしろ、ゲームにしろ、買い物にしろ、「誰かがいる」「誰かと遊べる」「誰かと話せる」から面白いのです。
一人で引きこもってなんかやってたって超つまらない。
*ゲームで引きこもって楽しいのは、オンラインで他者との交流が出来るからです。
つまり、やりたい事をハッキリさせると共に、「自分の振る舞いをコントロールし」「周りが楽しそうにしてるのを見る」という「幸せを実現できる方法」も、同時に育んで行く方がメリットが大きい。
SQの「幸せ」は、自分が相手に対して「余裕を持って優しく楽しく接するだけ」という、これ以上なく分かりやすいモノです。
それで、同じように幸せを感じる人と一緒にいれば、それだけで幸せに過ごせるのです。
即効性があり、かつ持続性もあり、一度流れに乗って仕舞えばずっと幸せでいられるという、至極の考え方と振る舞い、そのための方法です。
明日から幸せを振りまきましょう♪
◼︎まとめ
ブログでよく言われる「ペルソナを設定しろ」というのは、こういう事です。
そのペルソナが幸せになれるような記事を書けば、アクセスが増えていく。
幸せに関しては、「自分の幸せ」は、簡単には見つからないし、全力投資して上手くいかなければ代償もすごく大きい。
そんな自分の状況に関係なく、いつでも幸せを感じれる可能性があるのが「SQ生きかたの知能指数」です。
誰もが感じれる「幸せ」を具現化する方法を掲示してくれます。
ぜひご一読下さい♪