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めちゃイケ明松(かがり)プロデューサー卒業!…と問題点。

 

全盛期のめちゃイケを見て育ってきた世代として、この一時代の区切りは非常に記憶に残ります。

*明松ディレクターと表記していたのを直しました。

 

表立って出てきた企画で体格の存在感もさておき、ミスを誤魔化さない性格の素養の良さ、テスト企画での好成績など、表でも裏でも活躍した事は想像に難しくありません。

それが一番出たのが、「国立め茶の水女子校、期末テスト(第10回)」です。

tugashow.com

顔撫でネタはここが発祥で、岡村筆頭にめちゃイケ出演者との仲の良さ、そしてイジられキャラが確立された企画です。

さらに本編のテストでの高得点など、突発でお前でるの?という空気を見事払拭!

タレント出演者と同じレベルの活躍でした。

 

…そんな明松プロデューサー卒業のための企画において、まさに今のめちゃイケを象徴する放送が行われました。

 

■卒業の挨拶や時間はなし

裏方としては中嶋優一と共に、もはや出演者と言って良いほどの存在感があったのは、上記した通りです。

最近から見始めた人でも、ガリタ食堂などで馴染みある人物でした。

その人物の卒業前最後の出演が、ゴミ屋敷企画で「清掃車に乗せられて去っていく」というのは…。

湊浩一(元・とんねるずのみなさんディレクター)のように、1時間使って送り出せとは言わないが、最後10分くらいを挨拶的な時間を取って、区切り良く送り出す事はそんなに難しい事なのか?

この辺りの「締め」を綺麗に行えないのは残念としか言いようがありません。

 

そして、もう一つ。

 

●番組構成が非常に「汚い」

汚い印象がある企画は…

1、ゴミ屋敷

2、E村P

3、みなみくん

です。

平たく言えば「女受けしない」。

関西系お笑い番組では「あえて汚く見せるようにする」番組が数多くありますが、あれはわざとだから際立つし、嫌な印象がないのです。

要は「それ以外の部分」は「綺麗」なのです。

番組構成もセットも出演者も綺麗で、「ネタだけが汚い」から「面白さが際立つ」のです。

セットやキャラクターを意図的に汚くする事は不快感だけが増え、面白さの前に見る気をなくしてしまう。

ウーマン村本なんかが良い例で、普段の喋りまで「ネタ」と思っている所がセンスが悪い。

クズネタはコントでだけやってメリハリをつけていれば充分なのに、胸糞悪くなる事をベラベラと公共の電波で喋った所で信頼を失くすのは子供でも分かります。

 そんなモノはローカルか友達との身内ネタでしか通用しない。


そのように、番組の「ガワ」…つまりセンスを管理するスタッフが足りない。

あれだけお洒落な芸人ばっかいるのに、いまいち垢抜けた番組構成が出来ないのはマジで致命的です。

 

■まとめ+α

めちゃイケの停滞の理由は…

1、要所を締めるメリハリが付けられない

2、お洒落なセンスが足りない

です。

メリハリはお笑いでもっとも重要であり、要所を締める事は視聴者が気持ち良く観れる事に直結します。

そして、お洒落の重要性(小綺麗さ&雰囲気)ってのは、モテるために努力した事ある男なら誰でも分かっているほど、初歩的で重要なモノです。

過去、テラスハウスが流行った要因の一つは「絵の綺麗さ」です。

つまり「至って普通の男女」が、洗練された「ファッション」と「インテリア」、そして遊びに行く「店」に対して「非日常感」を出し、そこに憧れた若者(15〜22歳)に流行った。

逆に既にそれを現実としている社会人層(26歳〜)にあまり受けなかったのは当然であり、絵の綺麗さに見飽きた時点で「普通の恋愛コンテンツ」でしかないため、短期で終わったという訳です。

そのくらい「見た目」というのは重要で、とりあえず「小綺麗な奴らが楽しく騒いでる」のは、内容を判断してもらう為に重要なのです。*ロンハーがまさにそれ。

矢部と濱口はもっと女と絡んでこそ良いキャラが出てくるのは、めちゃイケの「ナンパ企画」や「アウトデラックス」を見て分かる通りですし、加藤はアイドルいじめのドSキャラを確立していますし、有野も年下と絡むと面白いのは「ゲームセンターCX」で証明済みです。

わざわざダサい番組構成にして、30〜40代の男に視聴者を絞る必要なんてないのです。

もっと洒落た構成にして、MCの中心を岡村から矢部に移してゲストを呼び、回せば、確実に面白くなり、もっと幅が広がります。


さらに、子供との絡みとかいらない。

理由は…

1、「子供の偶発性」に頼ってる事

2、倫理的に幅が狭まる事

です。

1は自分達で笑いを作る事を放棄しています。

主導権は芸人に無いと面白い番組になりようがありません。

2は非常に簡単で、子供にウーマン村本を見せたい親なんていないし、AKBを振り回す加藤を見せたいと思わない訳です。

「子供がいる」という事は、汚い部分を見せる事が出来ず親が本音を出せない(特にお母さん)ので、番組構成を必要以上にクリーンにし、出演者を綺麗にする必要があって、お笑い番組とは相性が悪いのです。

 めちゃギントンが最悪なのはお分かりになると思います。

逆に、テスト企画がなぜ面白いのかも。


今のダサいめちゃイケと、明松Pの異動前の最後の放送を見るに「非常にもったいない」。

ただ単純に「基本を押さえられるディレクター」さえいれば…と思うばかりです。


 

色々書きましたが、明松P、卒業後でもゲスト出演を期待してます♪